みなさんこんにちは
久しぶりにマンガリポートです。
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ねむようこ先生「とりあえず地球が滅びる前に」
小学館・月刊flowersにて連載中
「バスケ」と「恋愛」と「地球を救う」という3つのことに大忙しな青春を過ごす少女たちの物語。。。。
高校を卒業するまでにしたいこと=彼氏と一緒に下校したり、
廊下ですれ違いざまに頭をなでてもらったり、
みんなで部活の練習したり、夏の合宿に行ったり、
体育館の天井にボールを挟んでしまったり、
学校帰りにみんなで買い食いしたり・・・
そんなどこにでもありそうなごく普通の高校生活に憧れる主人公・寅子。
何でもないようなことが幸せだったりする、ということを、とてもリアルな高校生目線で
現実的に上手く描いており、読者に楽しい共感を抱かせます。
尚且つ、キャラクターたちの会話や出来事などの演出が楽しくにぎやかで、
全体を覆うのは”ハッピーな時間”です。
リア充なキャラたちは読者にとっての憧れという鉄則。
アメリカのホームコメディにも似たパーティー系の世界観。
そして垢抜けた高校生たちのドタバタ感がかわいらしく響きます。
そんな日常劇の中に、神が現れ、地球を救ってくれという・・・
日常+非日常、でありながら、ファンタジーまでいかない普通な感じの演出が絶妙!
三谷幸喜の映画のようなエンタテイメントっぽさがあります。
マンガを面白くするための2大要素、共感と憧れが両方詰まった名作。
恋愛もの+青春もの+スポーツもの+SF=日常?! という新感覚少女マンガ!
女性だけが読むのはもったいない!男が読んでも面白いマンガです。
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吉田秋生先生「海街Diary」シリーズ
小学館・月刊flowers既刊コミックス
両親の離婚と父との死別を経て、健気に生きる3姉妹の物語。
とは言っても重い雰囲気ではなく、むしろ明るく描かれています。
3姉妹それぞれの人生。様々な悩みや問題に直面しながら、
支えあい、何かに気づき、成長していく・・・・
人間は長所もあれば欠点もある。だからこそ生まれる葛藤。
その葛藤から派生する人生の醍醐味。
それは、悩みの先にある気づきと成長と言えるでしょう。
人が生きていく上で必ず直面する迷い。
それは単なる恋愛や友情といった単純には括れない複雑な感情。
何が本当に大切なのか、教科書どおりの道徳観では計れない問題。
しかし、そんな複雑な問題や感情は、人が人を想うからこそ。
人は人を通してでしか自分を知ることはできない。
そしてその中から、他者への思いやりを学んでいく。
だから、人のありがたさが身にしみるのでしょう。
様々な個性あるキャラクターたちが織り成す複雑な人間模様。
淡々と描かれつつも、何気ないセリフの中に意味がある味わい深い作品。
この世界観には大いなる共感と感動があります。
少女マンガの行き着く先と言うか、ヒューマンドラマと言うか、
マンガって何でも表現できるもんだなと思いました。
ま、よく考えたら手塚先生が随分昔に既に全部やってますけどね・・・・
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真鍋昌平先生「スマグラー」
講談社・月刊アフタヌーン既刊コミックス
最近映画化されて新装版が出た話題作。
ストーリー展開の意外性とキャラクターの魅力が圧巻。
確かに映画にしたくなる脚本です。
この作品はキャラクター中心に動くというよりも、
ストーリー展開の方に力点が置かれており、
物語として第3者的にどんどん読みたくなるマンガです。
裏社会と人間の憎悪は他の誰でもない人間が作り出したもの。
それは、個々の弱さや儚さが生んでしまうものかもしれない。
皮肉な運命は誰の手によって作られたのか?
それも全て自分でしかない。自分が作った世界。
殺伐とした世の中を生きて行く術は誰が教えてくれるのか?
バカバカしいこと、不道徳なことの中に埋もれた本気と愛に気づき、
頑張って、ただ、生きて行く。
ダメな人間でも、格好つけないと生きていけない”男”の物語。
青年男子に共感を呼ぶ、熱い作品。
面白いです。
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最近めっきり寒くなってきました。
みなさん、お体にお気をつけくださいませ。